障害を負ったことにより家に閉じこもるのではなく、積極的に仲間を作り、一緒に何か社会に結びつく仕事をしようという強い気持ちで始めました。
脳卒中で半身マヒ、失語症等の障害を負い、今までの仕事を断念せざるを得なかった中途障害者が、再び生き生きと毎日を過ごすため、力を合わせて作った作業所です。
互いの障害を理解し、補いながら毎日頑張っています。
現在は会員も19名に増え、「あゆみオリジナル金魚台輪」の製作に毎日励んでいます。
これは、私たちが製作した「あゆみオリジナル金魚台輪」です。
とても細かい根気の要る作業ですが、それぞれの分担ごとに 工夫をこらし、協力し合って、可愛い金魚台輪を作っています。
これまでの歩み
失語症友の会「新発田あやめの会」メンバーの長年の悲願だった「作業所つくり」を本格的に開始したのは平成15年初めでした。
平成15年10月1日
身体障害者作業所「あゆみ」を開設しました。仕事もない全くゼロからのスタートでした。
11月半ば、新発田の民芸品である金魚台輪の作り方を習い、製作を開始、翌年1月に販売を始めました。
メンバーは、ほとんどが脳卒中、片マヒの障害があるため、製作にも様々な工夫を凝らしました。そして、かわいい金魚を作ろうと努力してきました。また、身体障害のため、通所すること自体、かなりの苦労が伴いました。金魚台輪の売上は会の経費にまわり、工賃分配もできない中で、とにかく実績を積もうと頑張ってきました。
平成17年4月
開設から1年半新潟県共同募金会からの配分金を頂くことができました。
平成18年4月
新潟県と新発田市から心身障害者通所支援事業(小規模作業所)の補助金、、新潟県共同募金会からの配分金を頂き、職員を置き、やっと販売利益の分配ができるところまでこぎつけました。
平成19年4月
地域活動支援センター「作業所 あゆみ」 (基礎型)として新たにスタートしました。
平成20年1月
特定非営利活動法人 作業所 あゆみ として新潟県からの認証を受け、晴れてNPO法人になりました。
平成20年4月
機能強化事業Ⅲ型となりました。積極的に地域交流も行っています。
平成25年4月
作業内容が機能訓練としても認められ、機能強化事業Ⅱ型となりました。
地域活動支援センターとして新発田市からの補助金、新潟県共同募金会からの配分金を頂き作業所を運営しています。
商品は金魚台輪の他にも新発田をアピールするオリジナルしおりやストラップ、牛乳パックを使用しての小物入れ、紙すき作品等、種類も増えています。