金魚台輪って何?
「あゆみ」が活動しているここ新潟県新発田市では、毎年8月に「新発田祭り」が3日間開催されます。
この祭りに欠かせない山車が台輪(だいわ)です。市内6つの町内の台輪が8月27日早朝、各町内を出発して諏訪神社に奉納され、29日夕刻帰り台輪が先を競って町内に帰ります。喧嘩台輪とも言われる勇壮なあおりを繰り返す独特なものです。
祭りが始まると、子供たちも山車を曳いて、街を練り歩きます。
この山車が金魚台輪です。
金魚台輪は、藩主溝口侯の、お抱え笛師を先祖にもつ竹細工師「矢代周平」という人が、明治時代に子供たちの夏の遊びの玩具として作った金魚の形の灯篭で、お盆近くになるとローソクを灯し夕暮れ時に曳きまわして遊んだと言われています。
▼ 舟入町三丁目の金魚台輪
▼ 中央町四丁目の金魚台輪
今は各町内で大型の金魚台輪を所有し、新発田祭りに子供たちが笛の合図に合わせて、「ワッショイ。ワッショイ」と元気な掛け声を出しながら、曳いています。
▼ 城北町二丁目の金魚台輪
▲ 緑町1丁目、3丁目の金魚台輪
▼ 加治二区子供会の金魚台輪
▼ 中央町5丁目の金魚台輪